フィギュアスケーターの高橋大輔さんが来年2020年からアイスダンスに転向すると発表されました。
そのカップルパートナーである村元哉中さんは、一体どういった人なのでしょうか?
今回は、村元哉中さんの経歴や高橋大輔さんとカップルを組んだ経緯などを調べてみました。
村元哉中 経歴
名前:村元 哉中(むらもと かな)
生年月日:1993年3月3日生
出身:兵庫県明石市
身長:162㎝
血液型:O型
学歴:関西大学人間健康学部
村元哉中さんは5歳のとき、姉の村元小月さんの影響でスケートを始めました。
スケートを始めたきっかけは、「キラキラした衣装が着たかったから」と明かしていました。
14歳の頃、初出場した全日本ジュニア選手権では8位。
ISUジュニアグランプリに参戦しJGPゴールデンリンクスでは3位に入り、国際スケート連盟主催の公式競技会で初めて表彰台に上がりました。
全日本選手権では10位という成績を収めながら、試合後「フィギュアスケートはジャンプが苦手で焦りもあり楽しめなかった」と発言していました。
そして21歳のころにアイスダンスに転向しました。
もともとエッジワークに定評があった村元哉中さん。
ペアで滑る心強さとスピード感に魅力を感じてアイスダンス転向を決意したようです。
村元哉中の歴代パートナー
村元哉中さんは、アイスダンスに転向してから5年ほど経ちました。
今までの歴代のパートナーを見てみましょう。
2014~2015年 野口博一

村元哉中さんがアイスダンス転向後最初にカップルを組んだのは、野口博一さんです。
初の国際大会「タリントロフィー」で4位、全日本選手権で3位と高成績を収めました。
しかし突如カップルの解消を発表しました。
2015~2016年 クリス・リード

野口博一さんのあと村元哉中さんは、クリス・リードさんとカップルを組みました。
初カップルながら全日本選手権では初優勝、メンターネスレスクイックトルン杯では2位と表彰台に上がりました。
2016年にはUSインターナショナルクラシックで銀メダルを獲得し、全日本選手権では連覇を果たしました。
2017年にはネーベルホルン杯で2位に入り、2018年開催の平昌オリンピック日本代表として出場権を獲得しました。
四大陸選手権で日本勢初となる銅メダルを獲得、平昌オリンピックでは、日本勢最高タイ15位に入りました。
2018年8月には、クリス・リードさんとの方向性の違いを理由に村元哉中さんはカップルを解消しました。
高橋大輔と組むきっかけ

村元哉中さんは日本のアイスダンス界をけん引してきた人物です。
そして高橋大輔さんも日本男子フィギュア界の歴史を塗り替えてきたレジェンドです。
なぜ村元哉中さんは、高橋大輔さんとカップルを組むことを決めたのでしょうか?
情報によると、兼ねてより交流があった村元哉中さんは高橋大輔さんに「アイスダンスに興味ある?」と連絡を取ったそうです。
🙇🏻♀️⛸💖 pic.twitter.com/V1LjUqCkQa
— kana muramoto (@kanamuramoto33) September 26, 2019
今回の挑戦は、大ちゃんがアイスダンスに興味があると聞いていて、まさかと思い心臓がバクバクしましたが、今年の1月に話す機会があった時に平静を装って勇気を出してダンスの事を話しました。
また氷艶でのご縁もあり、その時に一緒に滑ってみようと言ってくれました。
そして話し合いを重ね、トライアウトをして今回の運びになりました。
高橋大輔さんは、興味はあったものの「今更やって大丈夫かな?」と不安があり、即答できなかったそうです。
その後、村元哉中さんは高橋大輔さんと2019年の夏にアイスショーで共演。
高橋大輔さんは実際に滑ってみて楽しくて経験したい気持ちが強くなったそうです。
村元哉中の今後の目標

村元哉中さんは高橋大輔さんとカップルを組むことに決め、今後の目標は北京オリンピックに出場することだそうです。
北京オリンピックまであと2年なので、2020年からは高橋大輔さんも拠点をアメリカに移すそうです。
アイスダンスは「氷上の社交ダンス」と呼ばれる種目です。
二人の同調性や細かなエッジワークなど表現力が求められる競技です。
氷の上での演技という点で素人からすれば「同じでしょ?」と思いますが、スケート靴も違うそうです。
こまかなエッジワークができるよう、かかとの部分に切れ込みがあり、より足首を動かしやすくなっているのだ。
二人の同調性がなによりも大切なアイスダンス。
オリンピックでメダルを取る選手がアイスダンスに転向するのは世界でも異例だそうです。
今回高橋大輔さんがアイスダンスに転向したことで、フィギュアスケートだけでなくアイスダンスも注目されていくでしょう。